幹部に女が出来たのは頼が初めて。


しかも、こんな可愛い子は正直ありえない。

「頼くん、なんか、焼けたね。」

腕に触る凛ちゃん。


メイクしてないのに、可愛い凛ちゃん。


派手さが抜けて、可愛さだけが残った。



「そう言えば、なんで、凛ちゃん年偽ってclubで働いてるの?」


「club?」


場の空気が、変わった気がした。


頼の低い声が場を切り裂く。