頼はそばに駆け寄ると、額に手を当て確認する。

「んっ、あれ、頼くん?」


「ダメでしょ?具合悪いならちゃんと寝てなきゃ。
また、夜遊びしてたでしょう」


なんだこの柔らかい雰囲気。


「えっ。ここ、どこ?」


凛は辺りを見回して怯えた表情をする。



そんな凛に俺は‥‥‥「ここは、聖竜の溜まり場だよ」と答えた。



「聖竜‥‥?」