「これで……これで証明出来る……」




薄暗い、狭い部屋で、一つの影がパソコンの画面と向き合っている。




素早い手付きでキーボードを叩いていく。




「勝手に消えるなんて、卑怯よ……ねえ、ラビット……?」




ゆっくりと上がっていく口角。




浮かび上がる表情は、悪そのものだった──