通りゃんせの神様は寂しがり屋

〈ギィィィッ……〉




近くで何か扉のようなものが開く音がした。



扉というと神社の戸しかない。



私はスケッチブックからいったん目を外し、後ろを振り返った。





?「おい、小娘…何でそんな所に座っているのだ。」





私は前に向き直り、スケッチブックに目を戻した。



何も見てない。私は何にも見ていない。



上半身裸の巨人男性なんて、見てない。







なんにも見てないよ?