通りゃんせの神様は寂しがり屋

慣れた手つきで縫ってゆく……


「……上手いな……」


『そう?まぁ……裁縫は得意だけど……』


裁縫をしている私の真ん前でお茶を入れ始める自称神。

手つきはガタガタ……お茶入れるのも慣れてないんじゃ……この人…………



『……手が震えてるけど……大丈夫?』


「……あぁ……すまぬな……

いつも自分で茶なんて入れぬのでな!
ハッハッハ!」


笑い事じゃないよ……


ん…………?


自分でお茶を入れない……?

えっ……じゃ何で……服が濡れたりするのさ……