通りゃんせの神様は寂しがり屋

『…………じゃあ、破れた上着見せてくれる?

そのままの格好じゃ変質者よ。

あと、目のやり場に困るから。』




「……直してくれるのか?」




『……うん……嫌?』



「そんなことは無い!ありがとうな。」



そう言って、棚から上着を取り出す。


かなりボロボロだが、

全然直せる程度だった。




『……これなら……15分待ってて。』




「……あぁ……ありがとう……」





私はバックの中から裁縫セットを取り出し、
針に糸を通した。