気付けば教室のドアから出て行ってしまい、姿が見えなくなってしまう。
俺は、落胆を瞬時に力に変えた。
李弥を追って、バタバタと教室を出た俺は、数メートル離れた李弥の後ろ姿に、叫ぶ。
まだ残ってる、他の奴等の目も気にせずに。
「俺、李弥が好きだからっ!李弥が嫌いって言っても、別れるって言っても、絶対変わらずに好きだからっ!」
だから、もう一度俺と付き合ってください!
深く深く頭を下げて、両手を差し出す。
言った後、耳までカァーッと赤くなるのを感じた。
まるで、初めて李弥に告白した時…いや、それ以上に緊張する。
今までざわついていたのに、急にしんっとする教室や廊下。
何の反応もなくて恐る恐る顔を上げると、李弥は瞳いっぱいに涙を浮かべてた。
あぁ、また泣かせた。
そんな風に泣かせたくなくて、想いを伝えるのに、全然現実は上手く行かない。
終わったかな…。
そう、思ったのと同時に。
俺は、落胆を瞬時に力に変えた。
李弥を追って、バタバタと教室を出た俺は、数メートル離れた李弥の後ろ姿に、叫ぶ。
まだ残ってる、他の奴等の目も気にせずに。
「俺、李弥が好きだからっ!李弥が嫌いって言っても、別れるって言っても、絶対変わらずに好きだからっ!」
だから、もう一度俺と付き合ってください!
深く深く頭を下げて、両手を差し出す。
言った後、耳までカァーッと赤くなるのを感じた。
まるで、初めて李弥に告白した時…いや、それ以上に緊張する。
今までざわついていたのに、急にしんっとする教室や廊下。
何の反応もなくて恐る恐る顔を上げると、李弥は瞳いっぱいに涙を浮かべてた。
あぁ、また泣かせた。
そんな風に泣かせたくなくて、想いを伝えるのに、全然現実は上手く行かない。
終わったかな…。
そう、思ったのと同時に。



