……や、やばいぞ希依!!
危機管理能力を備えるんだろ!

こんな簡単にキスされてていいのか!?いや、良くない!!
自己防衛装備をしなくては……


「希依、制服」


「あ、はい!」


1人ドキドキしていると

……ん?ドキドキ?
あれ、してる?なんで?

…いや、キスされたら大抵みんなドキドキくらいするわ。
しかもあんな急にだし。超ビックリしたし。


「おい、制服」


「あぁ、はいはい。」


かるーく深呼吸をしてから振り返れば


「…ひゃあぁぁぁ!!
ふ、服着てよ!!」


普通に、上半身裸の凰成が立っていた。


「……だから制服」


「なんかシャツとか着てよ!」


「ならそれも用意しとけよ」


「は、はい!
私向こうに言ってるから着替えたらまた呼んで!」


とりあえずシャツを出してソファにおいて、凰成を見ないように部屋へと逃げた。