彼方の言葉を思いだし、また頭の中が混乱しだす。


「……今日はもう早くお風呂入って、早く寝よう」


うん、そうしよう……もしかしたらほら、寝て起きたら全部夢……だなんて……


「あり得ない、か」





〝今さら、ただの幼馴染みに戻るつもりないから〟





絶対にとでも言うように、ハッキリと宣言された言葉。


その言葉を、その現実を、私はまだ受け止められないでいたのだった……。