「なっっ!?」


お、おお、おでこ、また……!!


「じゃあね、柚月……あ、家まで送っていこうか?」

「ととと隣だから大丈夫! じゃあね!!」

「うん、また明日、ね」


彼方に見送られながら、私は隣にある自分の家に駆け込む。

部屋に入り落ち着こうとするも、はぁはぁと息も荒くなかなか落ち着けない。


「う、うぁあ」


またおでこにチューされた……


「なんだか凄く疲れた……」


頭の中もまだ混乱したままだ。


「分からせてあげるしかないよねって言われても……っ」