「ということで、合コン行きませんか真壁先生!!」

「……嫌です」

「そこをなんとか! 前に会った子が、真壁先生を連れてきてくれたらセッティングしてくれるって言うんですよ!!」


パンッと両手を合わせ頼み込む。

俺の知り合いのその子はどうも真壁先生に惚れ込んでいるらしく、次の合コンではかなりアタックを仕掛けると言っていた。


その代わり、連れてきてくれたら美人を揃えるとの約束だ。


なんとかして真壁先生を連れていかなければ。


「……はぁ、分かりました。どうせ断っても野沢先生ってしつこいですし、今日は素直に行くとしましょう」

「本当ですか!? 助かります真壁先生! よし、そうと決まれば宜しくお願いしますね!」