歓迎会当日。
あれから特に何もなく、当日になってしまった。
今朝は嫌なほど早く起きてしまい、ホストクラブに着いた頃ようやく眠気が襲って来た。
オーナーによると、今日は正面口から入って来てくれとのこと。
正面口の扉を開け、開店前のため照明などは最小限につけられている廊下に足を踏み入れた。
「お疲れさまでーす。」
「やぁ星鎖ちゃん。
みんな待ってるから、行こうか。」
「え、皆さんもう来てるんですか?」
「あぁ、君を歓迎するためにね。」
意外にも待ってくれているらしく、男としての優しさは皆持ち合わせているのだと少し感心した。
「星鎖ちゃん到着〜。」
「やっときた〜。」
「おせぇよウェイトレス!」
「さっさと座れ!」
感心したのはどうやら間違いだったようだ。
歓迎されているかと思ってホールに出れば野次の嵐。もうすでに帰ってしまいたい。

