「改めて!今日はお疲れ様。
どうだった?慣れそう?」
「あー…そうですね。居酒屋に比べたらそんなに忙しくはないです。」
「そうなんだ!よかったよ〜。
あ、俺達同い年だからタメ口にしよう!」
「あ、うん。そうやね。」
マサトくんは本当に明るい。
店のミラーボールより、どんなに明るいLEDよりも輝いている_
ように見える。
根暗で語尾にビックリマークもつかない私にとってはかなりついていけない相手でしかないのだが。
「あの、そろそろ戻った方がいいんちゃう?朔真さんに怒られるかもしれへんし。」
「大丈夫だよ、もうミーティング終わって全員帰ったから。」
「…え、えぇっもう終わったん?」
「うん、営業終了してすぐに今日の売り上げ発表。あとは着替えて自由解散だよ。」
「私がゴミ捨てしてる間に解散て…なんちゅう職場やねん…。」
普通私も呼ぶだろう。
一応従業員なのだから呼ばれると思っていたが、まだまだ認められてはいないようだ。
「だからさ、俺と一緒に帰ろ?」
「え?なんで」
「もう1時だよ?女の子1人じゃ危ないよ。」
大きなお世話でしかない。
が、確かにこのクラブ街を1人で歩いて帰るのは危険すぎるので正論だ。
私がひねくれているだけなのかもしれない。
やはり女の子ならここはお言葉に甘えておくべきだろうか。

