だからそれは、愛じゃない。






 挙げ句、布団も蹴り飛ばしてるし!
 愛しく思いながらも、朱里を見てたら俺まで眠くなってきた。


 添い寝くらい良いかなと、制服のシャツのままベッドに上がり、朱里の横に寝転がってみる。



 ……やばい、ニヤける。まるで彼氏になった気分。
 嬉しくて嬉しくて、頭を撫でてると朱里がブルッと体を震わせた。



 布団蹴っ飛ばすからそうなるんだぞ。



 ゆっくり布団を掛け直すと、険しかった顔が少し柔らかくなった。