嫌い、嫌い、嫌い。でもやっぱりすき。


「そんなウジウジしてるアンタなんか、嫌いだよ。……大っ嫌い」


「うわ、ひでぇなお前。こんなに苦しんでんのに」


「嫌い。嫌い。……大っ嫌いだ」


「やめろって」


「きらい……」



やめろと言われても、繰り返し私は、その言葉をアイツに投げつけた。


反対の意味も、悔しい想いも、切ない想いも、その言葉には含まれている。



だけど、きっとアイツは気付かない。


それもますます悔しくて、声が途切れ途切れになっても言い続けた。