『…どうしたのさ』 私の叫び声で様子を見に来たのか、奥から幹部のみんなが出てくる。 『快、悠斗、貴…』 高野 快‹タカノ カイ› 新河 悠斗‹シンカワ ユウト› 楢野 貴‹ナラノ タカ› 双竜幹部のメンバー。 『何があったの?』 貴の気遣う声に、少しだけ泣きそうになった。 『そいつが…甲鳳に情報を流してるって密告があった。』