ハルは絵の具を片付けるのを手伝ってくれた。 そういうことをさりげなくやってくれる優しい人だった。 片付けが終わると、教室の明かりを消して2階まで一緒。 そこまではいつもの行動。 「じゃあ、気をつけてな」 絵里が教室で待っていると思っているハルはそこで手を挙げた。 「…はい。先輩も」 ちょっと躊躇した。