放課後に体育祭の練習があって、さらにその後、看板を描く日々が続いた。 5月とはいえ、いつもより少し遅い帰りには陽が暮れた。 それでも帰りは、絵里もブラバンが演奏会用の練習で遅くなるので、二人で帰っていた。 そんなある日。 「夜梨、ごめん」 お昼ご飯の後、2階の渡り廊下の手摺りに腕を乗せて寄りかかっていた私に、絵里が軽く手を合わせた。