「太るよ?」 その頃、私はちょっと太めだった。 「その禁句を言うか?」 私は絵里のほっぺをつねった。 「いたたた…すびばせん…」 私は目の前を横切った男子生徒を見て、無意識に目で追った。 「夜梨ぃ~、痛ひよぉ~」 「あ、ごめんごめん」 手を離すのを忘れていた。 「どうしたの?」 「ううん、別に」 私たちは食券を買うと、それぞれのメニューの場所に並んだ。