電気ショクが運ばれてくる。迷いなく、無駄なく動く医者と看護師。そこにもう1人の医者が入っていく。 琴音の体が跳ねる。それでも心臓マッサージが繰り返される。 「レントゲン室空きました!」 「…あぁ」 …おかしい。さっきまでの焦りも静まっていく。 琴音に心臓マッサージを施す医者の息遣いが聞こえる。それほどまでに静まり返っていた。 「…なぁ、助かるよな?」 「…」 「…っおい!!」 始めに声を上げた医者の胸ぐらをつかむ。それでも、そいつはあくまでも冷静だった。