「慶事なのにごめん…… あたしは、藍がそんなことをする人とは思えない」 遠慮がちに言葉を発する友達に続き、 「ごめん、あたしもそう思う」 「だって麻友、大学時代にはあたしの彼氏を寝とったじゃん」 なんて口々に麻友に告げ始めて。 麻友は蒼白になって、ガクガク震えていた。 しまいには、ハンカチで目元を覆い、 「酷い……みんな、酷い」 なんて悲劇のヒロインになる始末。 そんな麻友を見て醜いと思ったし、あたしの心の中もスッキリした。 これが因果応報というものなのだろう。