煌びやかなシャンデリアの下、少し驚いたように平さんがあたしを見る。 「どうしたのですか?」 相変わらず余裕の平さんに、余裕なんて全然ないあたし。 だって……こんないつも通りの格好で平さんと歩いて、こんなに有名な美容室に来てしまうなんて。 平さんだけでなく、美容室のスタッフからもダサいと思われるに違いない。 「あの……あたし、お洒落なんてしていないです」 遠慮がちに言うあたしを見て、平さんはふっと笑う。