お狐様と妖怪事件簿

「よろしくね、ところで君たちは何の妖怪?」







「「…」」





ま、まずいこと聞いちゃったかも…







「ごめん、無理して…」






「愛の妖精」






愛の妖精?






そもそも妖怪?





なんかもっと神様の使いみたいな神々しいものかと思ってた…








「変だろ…妖怪界に妖精がいるなんて…」









「んー、そうかな?私は別に気にしないし、この世界が唄多君と音愛ちゃんの存在を許しているんだからいいと思う。」








ここに唄多君と音愛ちゃんがいなきゃ今出会えてないんだから気にしないし良かった。








それが私の本音だ。









「ハッハッハッ!」






空気を読まない笑い声が辺りに響いた…







「銀河!何で笑うの!」









「や、すげーなと思っただけだ。」







まったく、人のことを笑うとは、むぅ…









ポロポロ…








「うぇ、ひっく…ありがどぉー!」









えっ!ど、どうしたの!?








頼むから、唄多君!いきなり泣き出さないでぇー!










「あり…がとぅ…」








あなたもなのね!音愛ちゃん!








もー!どうしたらいいのぉ!








「2人ともおいで?」









昔泣いた時に母さんによく抱きしめてもらったな…









ぎゅぅー!









「「あ、ありゃとぉー…うぇーん…」」