「お疲れー。今日はこれで終了だね。宿題やりなさいよ?」
「あれっ、急に耳が……」
また始まった。
だけど、いつも繰り返される光景にホッとする。
これからどうしたらいいのか……という複雑な想いを抱えつつ、「明日数学小テストだよ。じゃあね」と言い残して彼から離れた。
「忘れてた!」という大河の大きな声にも振り向かない。
これ以上笑うのがしんどかった。
次の日、私は昼休みに職員室に向かった。
私にできることなんてたががしれている。
でもなにもやらないよりはマシだ。
「監督、これ見てください」
「なんだ、これ」
昨日ひと晩かけて、大河のリトルリーグ時代の実績をまとめてきた。
その当時、新聞に取り上げられたことが何度かあり、そのスクラップも一緒に持ってきた。
「これ、霧島くんの今までの実績です。彼はピッチャーとしてだけでなく、バッターとしても何度も最優秀選手賞を受賞しています」
「あれっ、急に耳が……」
また始まった。
だけど、いつも繰り返される光景にホッとする。
これからどうしたらいいのか……という複雑な想いを抱えつつ、「明日数学小テストだよ。じゃあね」と言い残して彼から離れた。
「忘れてた!」という大河の大きな声にも振り向かない。
これ以上笑うのがしんどかった。
次の日、私は昼休みに職員室に向かった。
私にできることなんてたががしれている。
でもなにもやらないよりはマシだ。
「監督、これ見てください」
「なんだ、これ」
昨日ひと晩かけて、大河のリトルリーグ時代の実績をまとめてきた。
その当時、新聞に取り上げられたことが何度かあり、そのスクラップも一緒に持ってきた。
「これ、霧島くんの今までの実績です。彼はピッチャーとしてだけでなく、バッターとしても何度も最優秀選手賞を受賞しています」



