私はテーピングテープを購入して、すぐさま部活に向かった。
そのテープを最初に使ったのは大河だった。
「痛そう。平気?」
ピッチングの練習でマメをつぶした彼に、私がテーピングを施した。
「あぁ、慣れてる」
投球中は感覚が狂うからテーピングはしない。
痛みに耐えながら投げていたんだと思うと、私まで顔がゆがんでしまう。
「大丈夫だ」
「……うん」
すると……彼はそれに気づいたのかもしれない。
私を安心させるように言った。
今日初めての会話に胸が熱くなる。
こうして繰り返されてきた当たり前の光景が、突然なくなる怖さを知った。
大河との平穏な日常が壊されるくらいなら、これ以上、真田くんと接触しないようにしよう。
大河は私を甲子園に連れていってくれると約束してくれた。
今はふがいない結果に士気も下がっているものの、きっと彼なら——。
そのテープを最初に使ったのは大河だった。
「痛そう。平気?」
ピッチングの練習でマメをつぶした彼に、私がテーピングを施した。
「あぁ、慣れてる」
投球中は感覚が狂うからテーピングはしない。
痛みに耐えながら投げていたんだと思うと、私まで顔がゆがんでしまう。
「大丈夫だ」
「……うん」
すると……彼はそれに気づいたのかもしれない。
私を安心させるように言った。
今日初めての会話に胸が熱くなる。
こうして繰り返されてきた当たり前の光景が、突然なくなる怖さを知った。
大河との平穏な日常が壊されるくらいなら、これ以上、真田くんと接触しないようにしよう。
大河は私を甲子園に連れていってくれると約束してくれた。
今はふがいない結果に士気も下がっているものの、きっと彼なら——。



