試合後のミーティングが始まっても、本山くんもなにも言わない。
ただ黙ってうつむき、唇を噛みしめるだけ。
やっぱり出場できなかった大河は、表情を変えることもなく、監督の声が聞こえているのかどうかもわからない。
結局、監督が淡々と話をするだけで終わった。
「お疲れー」
他の部員と別れ、本山くんと一緒に学校から駅へと向かう大河の足取りは重い。
私はその様子に胸を痛めながら、ついていった。
「あっ、きみ!」
途中で桜花高校の制服を着た人に声をかけられ視線を移すと、真田くんだった。
「あっ、真田くん……」
「俺の名前知ってるの?」
「そりぁ、有名ですから。でも、あのときは知りませんでした」
私が素直に言うと、彼は口元を緩める。
「そっか。でも、あのときはありがとう。きみと話ができて、ちょっと気持ちが落ち着いたというか……。俺は俺で全力でやるしかないと思って吹っ切れたんだよね」
ただ黙ってうつむき、唇を噛みしめるだけ。
やっぱり出場できなかった大河は、表情を変えることもなく、監督の声が聞こえているのかどうかもわからない。
結局、監督が淡々と話をするだけで終わった。
「お疲れー」
他の部員と別れ、本山くんと一緒に学校から駅へと向かう大河の足取りは重い。
私はその様子に胸を痛めながら、ついていった。
「あっ、きみ!」
途中で桜花高校の制服を着た人に声をかけられ視線を移すと、真田くんだった。
「あっ、真田くん……」
「俺の名前知ってるの?」
「そりぁ、有名ですから。でも、あのときは知りませんでした」
私が素直に言うと、彼は口元を緩める。
「そっか。でも、あのときはありがとう。きみと話ができて、ちょっと気持ちが落ち着いたというか……。俺は俺で全力でやるしかないと思って吹っ切れたんだよね」



