とっさに言いかえしたものの、鼓動がドクドクと速まり、コントロールできなくなった。
だって、大河が好きだもの。
他の誰も目に入らないくらい。
「わかんないから、国語の宿題やっといて」
「やりません!」
少しだけいつもの調子が戻ってきた。
大河はそれからむくっと起き上がると右手のテーピングを見つめ、一瞬眉をひそめる。
「帰るか」
ここまで来てなにをしたというわけでもない。
でも彼は彼なりに気持ちの整理をしていたのだろう。
私が立ち上がると、彼はクククと笑いながら背中を叩いてくれる。
「栞、これ、怒られるぞ?」
「えっ、そんなに汚れてる?」
慌てて彼の背中を見てみると、見事なまでに砂埃がついていて、白いシャツが変色している。
「うん。女だとは思えない」
「もー。こうしたかったんだから、しょうがないでしょ?」
だって、大河が好きだもの。
他の誰も目に入らないくらい。
「わかんないから、国語の宿題やっといて」
「やりません!」
少しだけいつもの調子が戻ってきた。
大河はそれからむくっと起き上がると右手のテーピングを見つめ、一瞬眉をひそめる。
「帰るか」
ここまで来てなにをしたというわけでもない。
でも彼は彼なりに気持ちの整理をしていたのだろう。
私が立ち上がると、彼はクククと笑いながら背中を叩いてくれる。
「栞、これ、怒られるぞ?」
「えっ、そんなに汚れてる?」
慌てて彼の背中を見てみると、見事なまでに砂埃がついていて、白いシャツが変色している。
「うん。女だとは思えない」
「もー。こうしたかったんだから、しょうがないでしょ?」



