それから綾子先輩と一緒にベンチ裏に走った。
しばらく待っていると、監督を先頭に選手たちが続々と出てくる。
「お疲れさまでした」
最後に打ち取られてしまった先輩は、目を真っ赤にして泣いていた。
私ももらい泣きしそうになったけれど、泣いちゃいけない。
ひとりひとりに「お疲れさまです」と声をかけ、頭を下げた。
そして……最後に荷物をたくさん抱えた大河が出てきた。
帽子を目深にかぶり、その表情はよく見えない。
だけど、唇を噛みしめているのだけはわかる。
「お疲れさま」
私は彼に駆け寄り、数本のバットを受け取った。
でも彼はなにも言うことなく黙々と歩いていく。
バットを受け取ったとき、彼の瞳が潤んでいるのが見えてしまい、私も視界が曇ってきてしまった。
それでも必死に歯を食いしばる。
私が泣くべきじゃない。
大河の苦しさに比べたら……たいしたことなんてない。
しばらく待っていると、監督を先頭に選手たちが続々と出てくる。
「お疲れさまでした」
最後に打ち取られてしまった先輩は、目を真っ赤にして泣いていた。
私ももらい泣きしそうになったけれど、泣いちゃいけない。
ひとりひとりに「お疲れさまです」と声をかけ、頭を下げた。
そして……最後に荷物をたくさん抱えた大河が出てきた。
帽子を目深にかぶり、その表情はよく見えない。
だけど、唇を噛みしめているのだけはわかる。
「お疲れさま」
私は彼に駆け寄り、数本のバットを受け取った。
でも彼はなにも言うことなく黙々と歩いていく。
バットを受け取ったとき、彼の瞳が潤んでいるのが見えてしまい、私も視界が曇ってきてしまった。
それでも必死に歯を食いしばる。
私が泣くべきじゃない。
大河の苦しさに比べたら……たいしたことなんてない。



