「うん……」
「『うん』じゃわかんないだろー。まったく大河といい波多野といい、俺みたいにべらべらしゃべれっつーの」
「ごめん」
問題が複雑すぎて、どう話していいかわからない。
いや、複雑じゃないか。
大河は真田くんの応援をした私に怒っているだけ。
複雑なのは私の気持ちだけだ。
「あー、もうなんなんだよ。大河に聞いてもなにも言わないし。波多野と大河はふたりでひとりなのに、調子狂うだろ」
彼に『ふたりでひとり』と言ってもらえてうれしかった。
けれど、大河はそんなこと思ってない。
「私は霧島くんの足かせなの」
「それ、本気で言ってるの?」
本山くんは驚いて目を見開くが、私はうなずいた。
もう大河に『重い』って言われちゃったんだよ。
「前にも言ったよね。大河は波多野を甲子園に連れていきたくて……」
「ううん。私、霧島くんが甲子園を目指しているのを知って、応援してた。でも甲子園に行くことがいつの間にか私の夢にもなってて、その想いを勝手に押し付けてた」
「『うん』じゃわかんないだろー。まったく大河といい波多野といい、俺みたいにべらべらしゃべれっつーの」
「ごめん」
問題が複雑すぎて、どう話していいかわからない。
いや、複雑じゃないか。
大河は真田くんの応援をした私に怒っているだけ。
複雑なのは私の気持ちだけだ。
「あー、もうなんなんだよ。大河に聞いてもなにも言わないし。波多野と大河はふたりでひとりなのに、調子狂うだろ」
彼に『ふたりでひとり』と言ってもらえてうれしかった。
けれど、大河はそんなこと思ってない。
「私は霧島くんの足かせなの」
「それ、本気で言ってるの?」
本山くんは驚いて目を見開くが、私はうなずいた。
もう大河に『重い』って言われちゃったんだよ。
「前にも言ったよね。大河は波多野を甲子園に連れていきたくて……」
「ううん。私、霧島くんが甲子園を目指しているのを知って、応援してた。でも甲子園に行くことがいつの間にか私の夢にもなってて、その想いを勝手に押し付けてた」



