ずっとそらしていた視線を彼のほうに少しだけ移すと、真っ赤になった右手が見えた。
彼も厳しい練習を積んでいるんだ。
「もう、来ないでください。失礼します」
私は小さく頭を下げて彼から離れた。
頑張っている人は応援したい。
だけど今は、『応援してる』とは言えない。
どうしたらいいの?
私は大河のことが好き。
どれだけ真田くんが優しくしてくれても、気持ちは大河にしかない。
でも、『霧島にその気がないんだったら』という真田くんの言葉が頭の中でリフレインする。
そのとおりだ。
大河は私のことなんて眼中にない。
わかっていたとはいえ、現実を突き付けられ、胸が張り裂けそうに痛んだ。
「なぁ、大河がチョー機嫌悪いんだけど、どうしたんだ?」
次の日、本山くんが朝練のあとに私のところにやってきた。
やっぱり真田くんが来ていたことに気づいたにちがいない。
彼も厳しい練習を積んでいるんだ。
「もう、来ないでください。失礼します」
私は小さく頭を下げて彼から離れた。
頑張っている人は応援したい。
だけど今は、『応援してる』とは言えない。
どうしたらいいの?
私は大河のことが好き。
どれだけ真田くんが優しくしてくれても、気持ちは大河にしかない。
でも、『霧島にその気がないんだったら』という真田くんの言葉が頭の中でリフレインする。
そのとおりだ。
大河は私のことなんて眼中にない。
わかっていたとはいえ、現実を突き付けられ、胸が張り裂けそうに痛んだ。
「なぁ、大河がチョー機嫌悪いんだけど、どうしたんだ?」
次の日、本山くんが朝練のあとに私のところにやってきた。
やっぱり真田くんが来ていたことに気づいたにちがいない。



