それから、大河との関係は完全に切れてしまった。
モーニングコールも怖くてできない。
けれど、マネージャーをやめることだけはどうしてもできず、大河と目を合わせないようにして黙々と働いた。
「栞、ユニフォームの膝、補修してくれる?」
「わかりました」
裁縫が苦手な綾子先輩から渡されたのは、大河の練習用のユニフォーム。
今までなら大河から直接私に届いたはずのものだった。
彼のユニフォームに触れるだけで涙がにじんできたけれど、ぐっとこらえて修繕に取りかかった。
練習が終わると大河のユニフォームを持ち、本山くんのところに向かう。
「本山くん。これ霧島くんに渡してほしいの」
ユニフォームを差し出してお願いすると、彼はグラウンド整備をしている大河に視線を送り「あそこにいるじゃん」とつぶやく。
「うん。だけど、お願い」
「まだケンカしたままなのか? それに『霧島くん』って……」
モーニングコールも怖くてできない。
けれど、マネージャーをやめることだけはどうしてもできず、大河と目を合わせないようにして黙々と働いた。
「栞、ユニフォームの膝、補修してくれる?」
「わかりました」
裁縫が苦手な綾子先輩から渡されたのは、大河の練習用のユニフォーム。
今までなら大河から直接私に届いたはずのものだった。
彼のユニフォームに触れるだけで涙がにじんできたけれど、ぐっとこらえて修繕に取りかかった。
練習が終わると大河のユニフォームを持ち、本山くんのところに向かう。
「本山くん。これ霧島くんに渡してほしいの」
ユニフォームを差し出してお願いすると、彼はグラウンド整備をしている大河に視線を送り「あそこにいるじゃん」とつぶやく。
「うん。だけど、お願い」
「まだケンカしたままなのか? それに『霧島くん』って……」



