でもそのとき、ホームに電車が滑りこんできて大河が乗りこむのが見え、全身の力が抜けた。
イヤ。置いていかないで。
まるで見捨てられてしまったかのような気持ちになり、ぼうぜんと立ち尽くす。
「大河」
大河の名前を呼びながら顔を手で覆うと、真田くんに駅の外に連れだされた。
そして人の少ない路地裏に入ると、彼は私の両肩に手を置く。
「落ち着いて」
「大河……」
大河のことだけをずっと見てきたのに、彼に見放されたらどうしていいのかわからない。
「もしかして波多野さん、霧島がリトルリーグ時代にいつも一緒にいた女の子?」
私は泣きながらうなずいた。
私は大河のこと以外覚えていないというのに、そんなことも知っているんだ。
「そっか。ずっと霧島の応援をしてきたんだね」
真田くんはそう言うと、私を突然抱きよせる。
イヤ。置いていかないで。
まるで見捨てられてしまったかのような気持ちになり、ぼうぜんと立ち尽くす。
「大河」
大河の名前を呼びながら顔を手で覆うと、真田くんに駅の外に連れだされた。
そして人の少ない路地裏に入ると、彼は私の両肩に手を置く。
「落ち着いて」
「大河……」
大河のことだけをずっと見てきたのに、彼に見放されたらどうしていいのかわからない。
「もしかして波多野さん、霧島がリトルリーグ時代にいつも一緒にいた女の子?」
私は泣きながらうなずいた。
私は大河のこと以外覚えていないというのに、そんなことも知っているんだ。
「そっか。ずっと霧島の応援をしてきたんだね」
真田くんはそう言うと、私を突然抱きよせる。



