「そうだったの。ホントはそれがあたり前よね。頑張らないと後輩にポジション奪われるかもしれないと思えば、二年も頑張るだろうし。でも、そうじゃないから練習にも身が入らない。二年生同士でポジション争ってるのも、数カ所だけでしょ? しかも、去年の夏の予選みたいに控えの選手も出してもらえたりするから、なおさら……」
三年生の思い出づくりになってしまった去年の予選は、今でも鮮明に覚えている。大河の挫折の第一歩だった。
「やっぱり監督を説得したいです、私」
「うん、私も協力する」
綾子先輩の賛同が得られた私は、大河が、いや旭日高校野球部が輝きを取り戻せるまでやっぱりマネージャーでいたいと強く思った。
練習中、極端に口数の少なかった大河は、練習が終わると駅までの道を本山くんと肩を並べて歩き始めた。
私はその後ろをついていくだけ。
もう彼は駅で待っていてくれることもないだろう。
三年生の思い出づくりになってしまった去年の予選は、今でも鮮明に覚えている。大河の挫折の第一歩だった。
「やっぱり監督を説得したいです、私」
「うん、私も協力する」
綾子先輩の賛同が得られた私は、大河が、いや旭日高校野球部が輝きを取り戻せるまでやっぱりマネージャーでいたいと強く思った。
練習中、極端に口数の少なかった大河は、練習が終わると駅までの道を本山くんと肩を並べて歩き始めた。
私はその後ろをついていくだけ。
もう彼は駅で待っていてくれることもないだろう。



