ずっとずっと、キミとあの夏をおぼえてる。

やっぱりマネージャーをやめたくない。
大河は口をきいてくれないかもしれないけれど、彼の支えになりたい。

ねぇ、大河。
もう、ダメなの? 私がいたら、迷惑?


彼に拒否されればされるほど、彼への想いがあふれ出てくる。


好きなの、大河。
お願い、そばにいさせて——。


その日の朝練に、大河は来なかった。
彼が連絡もなく無断で休んだのは初めてだった。

ほかにも無断でサボる部員はいるので、大ごとにはならなかったが、大河は一年生の中でも一番真面目に練習に取り組んでいたので、皆が首をひねった。

病気で倒れているんじゃないかといううわさすら飛んだほどだ。


朝練を終えて教室に行くと、大河が席に座ってクリームパンを食べていた。
学校には来たんだという安堵と、野球をやめてしまうんじゃないかという不安で頭の中がグチャグチャだ。

胸の奥からなにかが込みあげてきて、泣きそうだった。