「頑張ろー」
「波多野、サンキュ」
そして並走を始める。
小さい頃から大河とよく一緒に走っていたので、少しならついていける。
私が並走しだすと、本山くんのスピードがほんの少し上がった。
やっぱり気持ちは大事だ。
「はぁー」
グラウンド大回り五周は結構きつい。
私は二周並走しただけだったけれど、ゴールするとすぐに本山くんと一緒に座り込んだ。
「栞、無茶するな」
するともう息の整っている大河が来てくれて、私に手を差し出してくれる。
手を握ったことくらい何度だってあるのに、最近の彼はすごい勢いで男らしくなっていくので、照れくさくてたまらない。
しかし拒否するのもおかしくて、ちょっとドキドキしながらその手を握ると、グイッと強い力で引いて立たせてくれた。
「大河ちゃん、俺も」
隣の本山くんが大河に手を伸ばしたけれど「お前はもう一周してこい」と冷たい。
「なんだよ、いつもはツンツンしてるくせして、やっぱり波多野には優しいんだな」
「アホ。余計なこと言ってないで、キャッチボール始めるぞ」
「波多野、サンキュ」
そして並走を始める。
小さい頃から大河とよく一緒に走っていたので、少しならついていける。
私が並走しだすと、本山くんのスピードがほんの少し上がった。
やっぱり気持ちは大事だ。
「はぁー」
グラウンド大回り五周は結構きつい。
私は二周並走しただけだったけれど、ゴールするとすぐに本山くんと一緒に座り込んだ。
「栞、無茶するな」
するともう息の整っている大河が来てくれて、私に手を差し出してくれる。
手を握ったことくらい何度だってあるのに、最近の彼はすごい勢いで男らしくなっていくので、照れくさくてたまらない。
しかし拒否するのもおかしくて、ちょっとドキドキしながらその手を握ると、グイッと強い力で引いて立たせてくれた。
「大河ちゃん、俺も」
隣の本山くんが大河に手を伸ばしたけれど「お前はもう一周してこい」と冷たい。
「なんだよ、いつもはツンツンしてるくせして、やっぱり波多野には優しいんだな」
「アホ。余計なこと言ってないで、キャッチボール始めるぞ」



