「ごめんなさい、私が余計なことを言ったからですよね」
「どうして謝るの? 最善の方法をとっているだけで、俺はよかったと思ってるよ。おかげで足の筋力もついたし」
彼はそう言いながら、マウンドのピッチャーに視線を送る。
「波多野さんの言う通りだと思った。俺は甲子園に行くために頑張ってきたんだ。今、無理をしてダメになったら、後悔する」
彼の小指にはまだテーピングが施されている。
「あの、突き指は?」
「うん。実はちょっとひびが入ってたんだ。波多野さんが病院に行くように言ってくれなければ、ポキッといってたかもね」
クスッと笑ってみせる彼だけど、まさかそんなにひどかったなんて……。
「よかったー」
ホッとして漏らすと「ホント、波多野さんは面白い」と彼は言う。
「面白いところなんてありました?」
「だって、普通は他校の選手なんてケガしちまえって願うところだよ?」
「そんなこと願ったりしません」
「どうして謝るの? 最善の方法をとっているだけで、俺はよかったと思ってるよ。おかげで足の筋力もついたし」
彼はそう言いながら、マウンドのピッチャーに視線を送る。
「波多野さんの言う通りだと思った。俺は甲子園に行くために頑張ってきたんだ。今、無理をしてダメになったら、後悔する」
彼の小指にはまだテーピングが施されている。
「あの、突き指は?」
「うん。実はちょっとひびが入ってたんだ。波多野さんが病院に行くように言ってくれなければ、ポキッといってたかもね」
クスッと笑ってみせる彼だけど、まさかそんなにひどかったなんて……。
「よかったー」
ホッとして漏らすと「ホント、波多野さんは面白い」と彼は言う。
「面白いところなんてありました?」
「だって、普通は他校の選手なんてケガしちまえって願うところだよ?」
「そんなこと願ったりしません」



