もっと、俺のそばにおいで。



……どうしよう……。


なんて言えばいい……?


絶対に怒られるよね……。


なにも言えずに困っていると、友梨ちゃんが口を開いた。



「あのですね~、実はたった今、青山くんのスマホ、セッキーに取り上げられちゃって……」


「……は?」



ものすごい不機嫌そうな声が、うつむいたあたしの頭に落ちた。


ううっ。


怒るよね、これ、一番だめなパターンだよねぇ……。



「うきゃきゃきゃー、セッキーに~?マジで~?」



青山くんが固まっているその横で、チャラ男くんがお腹を抱えて大爆笑。


朝から騒々しい廊下に、通り過ぎていく人がもれなく視線を向けていく。