もっと、俺のそばにおいで。



すると、



「あれっ!?」



あたしを呼んでいた男の子が突然振り返り、ふいに目があった。


着崩した制服。赤い髪。ジャラジャラついたピアス。


……このチャラい感じ、見覚えがある。



「翔、この子だよ、藤井さん。ね、そうでしょ?藤井さんでしょ?」


「……!!!」


「昨日翔のとこに来たのは、スマホのことだったんだろ?」



昨日、青山くんのクラスで声をかけたチャラ男くんだ。


……もう逃げられない。


もうひとりの男の子も見覚えがあった。

助け舟を出してくれたメガネくん。


彼らと一緒に来てるってことは、あたしが捜しに行ったことを青山くんは知ってるんだろう。