もっと、俺のそばにおいで。



杏ちゃんと友梨ちゃんに助け船を出そうと目で合図するのに、こんな時に限ってふたりとも借りてきた猫みたいに大人しくなって。



……わかるよ。

関根先生に逆らったあとが怖いもんね。



あー……。


スーツのポケットにスマホを収めて去っていく関根先生の背中を、泣く泣く見送るしかなかった。



「藤井さんているー?」



その時だった。
そんな声が聞こえてきたのは。



「ちょっ、もしかして青山くんじゃない!?」



杏ちゃんが、あたしのブレザーの袖をひっぱる。



「えっ……!」



すぐ近くには3人組の男の子がいて、教室の中へ向かって声を張り上げていた。


……!

そうかも……!