◇ そして、夜。 「……どうしよう」 あたしは、今、困っていた。 困っているのは、昼間から変わらないんだけど……。 青山くんのスマホは、そのままあたしが家に持ち帰った。 今現在の、このスマホに対する責任はあたしにあるんだろうから、学校に置いといて、もし無くなったらあたしのせいになると思うし。 でも……失敗だったかも。 帰ってからもあたしの頭を悩ませ続けるのは、青山くんのスマホ。 音はオフにしたままだけと、着信を知らせる青いランプがずっと点滅しているんだ。 着信名は、『朋美』ちゃん。