「わ!これタコふたつ入ってる」
「ほんと!?」
「ラッキーだな」
他愛もない会話も楽しくて。
悩みがすべてなくなった今、この瞬間が幸せでたまらない。
さっきまでの状況が嘘のように。
ヒュ~……ドーンッ……!!!
そのとき、夜空に大花火が打ちあがった。
「わあっ……!」
「お、始まった!」
あたし達は立ち上がり。
夜空に咲く花火に見惚れた。
そのうちに、自然と触れ合う手と手。
触れ合った手は、互いの指を手繰り寄せて、絡まり合う……。
「来年も一緒に見に来ような」
「うん」
「花恋」
「うん?」
翔くんの方を見上げた瞬間。
「……っ」
あたしに振って来たのは、甘いキス……。
ヒュ~……ドーンッ…………。
夜空に咲く花火を想像しながら、あたしは翔くんの甘いキスを受け取った。
これからも、ずっと一緒にいようね……。
《番外編おしまい》
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