もっと、俺のそばにおいで。



「……え?」


「花恋独占してえし」


「……っ」


「これからは、朋美との接し方も気をつける」


「ううんっ……朋美ちゃんは翔くんにとって、また特別な存在なんだから、あたしがそうだって割り切るように……」


「いや、我慢すんな。よく考えればそうだよな。逆を考えたら、俺だって我慢できねーもん」



朋美ちゃんの気持ちを考えたら微妙だけど、翔くんがそう言ってくれたことは素直に嬉しかった。


抱きしめられて帯がちょっと苦しかったけど、幸せだから黙っておいた。


もっともっと、きつく抱きしめてもらっても構わないよ……。




「正直に話してくれてありがとな」


「うん」


「はーーー。なんか安心したら急に腹減ってきた。屋台行くか?」


「うんっ!」


「何食う?」