「あんな場面見て、花恋が嫌な気持ちになったのは分かるし、それで電話出てくんないのも理解する。ごめん」
「……っ」
「実はさ、昨日、朋美に告られた」
「へっ……」
思わぬセリフに目を見開く。
朋美ちゃんが、翔くんに告白……?
「で、好きだって言われて抱き着かれた。避ける隙がなかった俺が悪い」
「そう……だったの……?」
「だけど、花恋が好きだって、ハッキリ言って断ったから」
「……っ」
翔くん……っ……。
ぎゅうっと、胸の奥が熱くなってくる。
あたしが……好き……。
何でも知っていて、いつでも頼れる朋美ちゃんじゃなくて、あたしを選んでくれた……。
それが、ただ嬉しくて……。
「おいっ、なんで泣くんだよっ……」
突然涙を流し始めたあたしの肩に手を乗せ、慌てる翔くん。
「だって……」



