もっと、俺のそばにおいで。



……立ち入り禁止って札があるのに、鍵をかけないのは屋上と一緒みたい。


そう書いておけば、開けたりするような生徒は普通いないんだろうな。


……青山くんみたいに例外な人もいるけど。



「たった3日だけど、すげー久しぶりに学校来たーって感じだなーーー」



青山くんはあたしの手を離すと、そのまま伸びをしながら窓辺に近づいていく。


あたしが涙をこぼした理由も聞かずに。


そんな青山くんを、窓から差し込む夕日が照らす。



「あ、あの……なんで……」



涙を払って、心臓がバクバクしながら口にした。



「ん?謹慎中なのに、どうして学校にいるのかって?」



こっちを振り返りながら、聞きたいことをそっくり言ってくれた青山くんに、あたしはコクコクと頷く。



「反省文提出に来た。明日で謹慎解けるけど、その前にちゃんと反省したかどうか審査するって言われたから」


「そ、そうなんだ……」