もっと、俺のそばにおいで。



当然みんなはあのウワサを耳に入れているらしく、あたしへ注がれる視線は冷ややかだった。


当事者を目の前に、ウワサ話こそ出さないけれど、どの顔もウワサを知っていますと顔に書いてある。



「…………」



その視線から逃れるようにうつむくしかなくて。


逃げ出したい気持ちのまま、なんとか1時間の委員会を終えた。


机の上に出したペンケースやプリントをサッと鞄に突っ込み、席を立とうとしたそのときだった。



「ねえ」



ひとりの女の子の声が、あたしに飛んだ。



「……?」



顔をあげれば1組から7組までの女子、全員の視線があたしに向けられていた。


……っ、な、なに……?


一瞬で冷や汗が全身を襲う。


あのウワサのことで何か言われるの……?


次に言葉を発したのは、メイクが派手で、旧校舎への作業を最初に推薦して来た子。