「自信があった分プライドを傷つけられたんだろ。ちっちぇえ男だな!」
侑汰くんの怒りパワーは炸裂する。
「つーかさ、アイツ男から見るとなんかいけすかねえんだよ。うさんくせーつうか、あんな気味悪い笑顔振りまいてるけど、裏でぜってーなんかあると思ってた!」
「そ、それは……」
言いすぎかな。
ちょっとでも、あたしが好きになった人。
まだ、疑いの段階だし、あたしはそこまで悪く言いたくないし思いたくない……
……というわずかな願いを打ち砕かれたのは、それからすぐのことだった。
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