「それはそうとさ。今回の件、花恋ちゃんはなにか心当たりあるの?」
ふざけてた雰囲気から一転、侑汰くんは顔を正した。
今朝、教室に飛び込んで来た時もそうだった。
まるで自分のことように考えて心配してくれている。
見た目はすごくチャラいけど、友達想いのいい人ってことが、知り合ってすぐにわかった。
「…………」
侑汰くんだけじゃない、みんなそう。
心配そうに注がれる4つの視線。
みんなあたしを心配してくれて、こうして放課後集まってくれたんだ。
杏ちゃんと友梨ちゃんには、笹本くんの告白を断ったことは伝えたけど、暴言を吐かれたことまでは言っていなかった。
言って、自分がさらに落ち込みそうだったのもあるし、笹本くんの名誉のためっていうのもあった。
でも、こんな事態にまでなったら話は変わってくる。
確証は持てないけど、可能性があることならちゃんとみんなに伝えないとね。



