もっと、俺のそばにおいで。



「翔はB型だしなっ!」


「血液型なんて関係ないだろ」


「あるある~。翔の性格見てて思わね?あーコイツ典型的なBだって」


「それを言うなら俺もB型だけどな」


「えーーーーまじでっ!」


「そうだよ、智史くんB型なんだから悪く言わないでーーー!」



そんなやり取りに、少し固くなっていたこの場が和む。


あたしも思わず頬が緩んだ。


笑ったの、朝以来かも。


スマホの取り違えがきっかけで仲良くなった侑汰くんと智史くん。


それがなければ、このメンバーで話すことだってなかったんだ。


でも、スマホの取り違えがあったからこそ、そこからあたしの悩みが続いているわけで。


もしも、あの時に戻れるとなったら……。


まちがわずに、自分のスマホを拾えるとしたら……。


あたしはどうするだろう……。


青山くんと出逢わない未来を、選択する……?