もっと、俺のそばにおいで。



あたしとは違い、ほとんど息の切れていない青山くんが、振り返る。



「いちいち真面目だな。第一、立ち入り禁止にするなら鍵くらいかけておけっての」


「うっ……」



それもそうかもしれない。

でも……ダメなものはダメだと思うんだけど……。


そう思うあたしは、やっぱり真面目にみられるのかな。



「青山くんは、よく屋上に来るの?」


「たまになー」



そう言って、コンクリ―トの上に寝そべる姿はあまりにも自然すぎて。


しょっちゅうこうしているんだなぁと思い、クスっと笑う。



「そーいやさ、妹感激してたわ」


「妹さん?」


「誕生日プレゼント」


「あっ……!」



そうだった。


あたし、青山くんの妹さんに誕生日プレゼント選んだんだった!



「"どうしてあたしの欲しいものがこんなに分かるの?"って、逆に怪しい目で見られたけどな」