もっと、俺のそばにおいで。



「へっ!?」



あたしも!?



「それ!」



青山くんが指すのは、ミルクティー。


えっ……。


これを出してもらったから、あたしも同罪なの!?


そんなあっ……。


その間にも関根先生は、ものすごい形相でこっちに向かって走ってくる。


でも体が重いせいなのか、速度はゆっくりだ。



「もたもたすんな、早くっ!」



ギュッ……。

次の瞬間、あたしは青山くんに手を握られて。



「……っと……!」



引っ張られるように一緒に走り出した。



青山くんの大きい手が、今、あたしの手をすっぽり包んでいる。


いままで触れたことのないようながっしりした手……。

これが、男の子の手なんだ……。